ごあいさつ共同代表取締役 佐藤 昭司
ペットがコンパニオン・アニマルあるいは伴侶動物と呼ばれるようになり、家庭生活においても、また心の中でも動物たちはたいへん大きな存在となっています。そして動物たちと触れ合うことが人の健康増進に役立ち、また心の癒しになることも広く知られています。このように人と動物との関係が大きく変化した今日、動物たちを家族の一員として迎え、一緒に楽しい生活を送ることは今や特別なことではありません。
動物たちが大切な家族であれば健康がたいへん重要であることは言うまでもなく、そのためのサポートをするのが家庭動物医療の役割です。人の医療と同じく、動物の医療も急速に進歩し続けており、また社会のニーズもどんどん高まっていることは確かで、動物たちも人とほとんど変わらない医療を受けられるようになっています。
初会合を8月に開いたことから名付けられた『葉月会』は、近畿を中心とした開業獣医師が主体となり出資、運営している組織です。『ひとつの動物病院ではできないことを共同で行い、家庭動物医療における社会のニーズに応える』をミッションとし、1998年、大阪府箕面市に北摂夜間救急動物病院を設立、運営しています。
そして2007年、葉月会動物高度医療・救命救急センター構想をスタートし、ご家族の同意のもとで主治医と連携を取り高度獣医療を提供できる公共性の高い家庭動物医療センター設立を目指し、2013年8月に北摂ベッツセンターとして会員病院はもとより、会員外の病院からの依頼診療サービスを強化してまいります。
また葉月会は継続教育の場としての活動を行い、動物病院スタッフが日進月歩の獣医療を学ぶための講習会、勉強会を開催して動物とそのご家族に最適な獣医療を提供するためのお手伝いをさせて頂いています。今後は動物たちの健康を守るために欠くことのできないご家族の協力を得るための一般のかた向けの勉強会を開くなど、動物の健康のためにさらに広く活動し、より多くの方々が動物たちとの生活を楽しめる社会を築くためのお手伝いをしていきたいと考えています。
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